ビリヤードのキュー、、、何を基準に選べばいい?
ビリヤードのキュー。これから上達を目指す初心者には特に「どれも同じ」ように見えるでしょう。ところが、キューをただの「棒」と思っていると痛い目にあいます。キューの見た目に影響を及ぼす要素だけでも「材質・素材」「太さ」「重さ」や「長さ」があります。ビリヤード上達には正しいフォームから正確に送り出されるキュー先のさばきが重要。出回っているキューに長さと重さは大差ないとはいえ、それでも「握りの太さ」や「ワンピース・ツーピースなどの構造」は撞き味にも大きく影響してきますから要注意ですね。
ビリヤードの上達に向けてマイ・キューを考えたら、できるだけ多くのキューを試してゆく中で「パワーショットに向く」と自分が思えるタイプ、「押しや引きなどのタッチショットに向く」と思えるタイプが分かってくると思います。
概して言えるのは「グリップ太目」は慣性モーメントが大きくなりやすいのでパワーショットに向くでしょうし、逆にティップ側に重心が寄っているものは撞きだしの瞬間での繊細なタッチに好影響を与えやすいという事でしょうか。但し、これはあくまでも「概して言えば」という事ですから、マイ・キューを選ぶ場合、最終的には「キューから得られるインスピレーション」のような感覚的なものでもいいでしょう。ビリヤードの上達に際して「いいイメージ」を持って撞けるかどうかは大きい要素なのです。
ビリヤードのキューの手入れ
ビリヤード上達の為に、いよいよマイ・キューを手に入れたら・・・・。まずは湿度管理に注意して下さい。ビリヤードのキューは新品の状態では完全に乾燥しきっていないものが多いようです。表面はラッカー塗装などの仕上げがされていますが、内部には湿度が少し溜まっている状態ですね。
この状態でキューの腹(つまり横)からの力がかかる事はビリヤードのキューの命とりになりますから注意しましょう。汚れを落とす場合も、「真っ直ぐに縦にして」やわらかめの布でふき取ってください。ビリヤードのキューは製造工程の仕上げ段階で殆どがラッカー塗装などの防水・防湿加工されていますあから染み込むような汚れはつきにくいはずですが、強い汚れの場合でも水ぶきは「超固く絞った布」が精一杯と考えるといいでしょう。ビリヤード上達の為には道具の手入れの知識も大事です。また、汚れ落としと言って、たまに化学合成系のスプレーなどを使う人も居るようですが、これは「ビリヤードのキューにとっては自殺行為」に等しいと憶えておくといいでしょう。クリーナーを使うとしてもキューの木製部分に直接ではなくて、グリップが精一杯です。
ビリヤード上達のためのキューの手入れのハイライトはタップ部分を含むシャフト。つまり半分から先ですね。ここは特に「ねじれや曲がりが生じないように」保管状況をよくしておく事。ティップはチョークをべた塗りしたままで保管するのではなく、汚れを落とし、綺麗なラウンドが維持できているかを確認して下さい。キューのティップの交換などは自信過剰にならずにできるだけリペアマンに任せるのも一考です。シャフトとティップはビリヤード・キューの生命線ですから。
ビリヤードのキュー ティップのメンテと「見越し」
ビリヤード上達を目指す初心者の方には「見越し」なんて言ってもピンとこないことでしょう。イメージではなかなか伝わりにくいのですが、ビリヤードで言う「見越し」というのは要するに「手玉の撞く位置を中心点からずらしたときに、どれだけ切れてゆくか」を指しています。
ビリヤードの上達に、この「見越し」を正確にコントロールする事は必須です。ビリヤードは常に手玉をキューと同一線上に打ってゆくわけではありません。手玉に右ないしは左回転をかけてゆくストロークが大半を占めます。左右だけでなく、押し・引き玉の場合は上下に回転を与えます。
この手玉に回転を与える量がつまり「見越し」の大小であり、キューのシャフトとティップの繊細なメンテナンスによって「見越し」の量すらコントロールしようとリペアマンは頑張っているわけです。プレーヤーがストロークの正確さで頑張るのと同じように。
ティップの手玉への接触時間はそれこそ数百分の一秒ですが、この短時間でいかに効果的に手玉に回転を与えるかが勝負。この瞬間に手玉に命を吹き込むのがティップとシャフトの役目ですからビリヤード上達に十分なメンテナンスが欠かせないんですね。